百済の歴史に迫る 特別講演会(全3回/要予約/参加費各回500円)
特別講師:韓国ベストセラー小説 「百済花苑」著者 宇田伸夫
今年2010年、韓国の公州・扶余(プヨ)にて「2010世界大百済典」が開催されます。(期間:2010年9月18日〜10月17日)百済と倭国(日本)の交流は、日本の歴史に多くの遺産を残しました。700年余りに及ぶ百済の歴史、文化・・・飛鳥人との交流の歴史を探ります。
参加を希望なされる場合には下記のURLよりアクセスをお願いいたします。
http://tour.club-t.com/vstour/WEB/web_tour3_tour_tmp.aspx?pfrom=&p_company_cd=1002000&p_course_no=127063&p_flg
【第1回】6月26日(土)10:30〜12:00
「飛鳥人の心のふるさと〜漢城時代の百済」
(講演内容)
現在のソウルの漢南地区におかれていた建国以来の百済の都・漢城。この時代の百済と倭国と呼ばれた日本はともに中国の南朝と親しい関係にあり、歴代の王は南朝から官位を賜っていた。仏教をはじめ優れた文化が百済を通じて日本に伝わってきた様子を語る。
【第2回】7月24日(土)10:30〜12:00
「飛鳥人の優雅なくらし〜熊津時代の百済」
(講演内容)
高句麗によって漢城から追われた百済の王朝は現在の公州(コンジュ)にある熊津(ユウシン)に都をうつす。1971年、公州の武寧王陵から発掘された遺品と飛鳥の古墳から発掘された遺品の相違点などから、飛鳥人の優雅なくらしと百済との深い関係を語る。
【第3回】8月21日(土)10:30〜12:00
「飛鳥人の深いかなしみ〜扶余時代の百済」
(講演内容)
660年、唐と新羅の連合軍により百済は滅亡し、義慈王(ぎじおう)は長安に拉致されてしまう。その知らせを聞いた飛鳥人は驚愕と悲しみに打ちひしがれる。そして斉明女帝、中大兄皇子以下、全宮廷を九州に移し、白村江の河口で唐の水軍と決戦を挑む。その結果は・・・。飛鳥人がなぜ国力の全てを傾けて百済を救わなければいけなかったのか、真相に迫る。
◆講師紹介◆
宇田伸夫
【プロフィール】
長間ソニーに勤め、エンジニアとして働いた。その間にSF小説、推理小説、歴史小説も出版した。特に日本古代史を扱った小説『百済花苑(くだらかえん) 』は、翻訳され韓国ではベスセラーとなった。日本文芸家協会、日本ペンクラブの会員として文筆業で活躍中。早稲田大学の文学部を社会人学生として卒業し、文系理系両方に精通したスペシャリストとして日本の古代史を見直す活動をおこなっている。
※10月には、講師の同行で、「2010年世界大百済典と百済の歴史探訪」のコースの旅を企画しております。
————————–
宇田 伸夫
udauda@xb3.so-net.ne.jp